『ちいさいおうち』を、大人になった私が読み返す。
子どもの私は、かわいいおうちを見ていた。大人の私は、取り残される寂しさを知った。そして母になった今、見つける側の人を見ている。人生の節目で読み返す、大切な絵本の話です。
喜木凛
2026.09.26
読者限定
もし、天国へ一冊だけ本を持っていけるとしたら。
私が選ぶのは、バージニア・リー・バートンの絵本『ちいさいおうち』です。
『ちいさいおうち』
バージニア・リー・バートン 文・絵
石井桃子 訳
岩波書店
子どものころ、母に何度も読んでもらいました。
けれど、大人になり、母になってから読み返すと、同じ絵本なのに、以前とはまったく違う物語が見えてきます。
絵本は変わっていないのに、読む私のほうが変わったのです。