返却された本は、季節を少し先に知っている。

返却棚には、誰かが暮らしのなかで開いた本が戻ってきます。
落ち葉、どんぐり、あたたかな料理。
並ぶ本の顔ぶれを眺めていると、図書館には暦より少し早く、次の季節が訪れているようです。
今週は、司書の仕事のなかで見つけた「少し先の秋」と、落ち葉から想像が広がる一冊についてお届けします。
喜木凛 2026.10.03
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おはようございます。
喜木凛(ききりん)です。

「まだない本」が、次々と届いています

今週、Xで「#まだない本の図書館」という企画を始めました。

お願いしているのは、まだこの世にない本の「タイトル」をひとつ。

いただいた一行から、私が物語や内容を想像し、帯文やあらすじ、表紙をつくっています。

ありがたいことに、たくさんの方が参加してくださいました。

画面の向こうで、まだない本の背表紙が次々と増えていくようで、うれしい気持ちでいっぱいです。

ただ、そんな最中に少し体調を崩してしまい、返信も制作も追いついていません。

お待たせしている皆さま、ごめんなさい。

いただいたタイトルは、ひとつひとつ大切に受け取っています。少しずつ元気を取り戻しながら、順番に本へ仕立てていきますので、もうしばらくお待ちください。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1420文字あります。
  • 返却棚は、誰かの暮らしが通ったあと
  • 本を借りるとき、人は少し先の自分を思い描く
  • 秋に読みたい一冊|『ばけばけはっぱ』
  • 秋は、もう棚のなかに

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